お知らせ
コンパスからのお知らせ vol.4「第3回ならシェアネットを開催しました」
2021/12/16
なら障がい者就業・生活支援センターコンパスでは
今年度より「なら圏域障がい者就労支援連携ネットワーク協議会(通称:ならシェアネット)」を立ち上げ
①障がい者就労における地域の支援力向上、②人材育成・交流、以上の目的を図るため
2か月に1回関係機関等と協議を行っております。
実際の取り組み内容について、12月10日(金)実施分をご報告いたします。
1.参加機関16機関、21名ご参加
2.講演
障がいのある方の雇用経験豊富な五條運輸株式会社の樹下あかね様をお招きし、「障碍者雇用で得られるもの」というタイトルでご講演いただきました。
樹下様の取り組んでおられる雇用事例から、障碍者雇用にあたって会社側にどんなことが必要なのか、またその定着のためにはどういった関わり方が求められるのかをお話頂きました。定着に関しては生活面のサポートや家族との連携も行っており、親身になって従業員のことを考えている姿勢に心を打たれました。質疑応答では支援機関からのサポートで良かった点について触れて頂き、支援者には学びの多い時間となりました。
3. 情報提供「今後の就業支援員基礎研修について」
今後更なる就業支援員の支援の質を向上させるべく、国が現在検討している就業支援員基礎研修制度(まだ未確定ですが、就労移行支援事業所・就労定着支援事業所・就業生活支援センターの職員は必須で3日程度研修、再来年度より)について、情報共有しました。
4. 意見交換「今年1年を振り返って」
4グループに分かれ、今年1年の各支援機関の取り組みについて意見交換を行いました。コロナ禍の影響が若干和らいで、障がいのある方の雇用情勢は徐々に好転しつつあるものの、例年に比べると職場実習が減少傾向にあることなどが話題に上がりました。また、悩みや課題といった話題では、自組織の課題と思っていたことが実は他機関も同じ課題を抱えていると分かり共感できた、課題解決のために横のつながりが大切などの意見が出ました。
以上になります。今後も企業関係者や障がい者の講演、支援機関同士の関係を深められるきっかけづくりなど様々な取り組みや発信を続けていきます。