3/25（金）桜井市所在の「有限会社エム・ディー」様の社内研修に伺いました。

エム・ディー様は現在障がい者を数名雇用しており、社内の理解促進を企図して、今回の機会となりました。

『ともに働く～企業における障がい者雇用について～』の内容で

管理職の皆さんを対象に30分程度お話させていただき、皆様から質問やご意見を積極的に頂戴いたしました。

資料作りに苦戦したこともありましたが、関心を持っていただけたことが嬉しかったです。

今回の研修の中で『障がいの社会モデル』という考え方に触れました。

障がいは個人の課題ではなく、障がいがないことを前提に作られた社会の仕組みや構造に課題があるという考え方です。

実は既に様々な企業で社会モデルに基づく合理的配慮の工夫が取り入れられています。

例えば・・・

①物の置き場所決め、誰が見ても分かりやすくすることで、使用前後の探す手間を省いたり、紛失も少なくなります。

②床面を低くしたノンステップバスが普及してきています。段差をなくし、低くしたことで小さいお子さんから高齢者まで乗降しやすくなりました。間口も広くなっており、補助スロープを使用することで車いすやベビーカーもスムーズに乗降できます。

①　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　②

社会の仕組みや構造を変える！というと大げさな話と感じるかもしれませんが、

相手に関心を持って「どこに困ってるんかな？」、「どうやったらうまくいくかな？」と

一緒に相談しながら小さな工夫を積み重ねていくことが第一歩だと思います。

最後になりますが、このような機会をご提供いただきましたエム・ディー様ありがとうございました。

コンパス太田