お知らせ
新年のご挨拶
2024/01/24
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
まず初めに、この度の能登半島を震源とする地震及び津波によって亡くなられた方々のご冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、被災され不便な生活を送られている方に対して、心からお見舞い申し上げます。また、厳しい寒さの中で、支援活動や復旧作業を行ってくださっている方々に深い敬意を申し上げます。法人としても、私たちとしてできる被災地支援について考え、実行していきたいと考えております。一日も早い復興と皆様のご健康をお祈り申し上げます。
さて昨年は、新型コロナウイルス感染症が5月から5類に引き下げられ、世の中の活動も以前の状態に近づき始めた一年でした。
法人においては、外出先や帰省の自粛要請を緩和し、本人ニーズに基づいた支援体制の回復に努めてまいりました。また、
9月30日には施設開設20周年を迎えられたことに感謝し、地域の方々と共に祝う「夢まつり」を開催しました。
一方では、原因がわからない利用者のケガや、職員による不適切な支援など、法人として取り組むべき課題が頻出した年でもありました。そして、利用者支援にあたる職員の職場環境の改善の必要性を痛感し、「見守りカメラ」の導入や夜間体制の変更、職員研修の充実など、不十分ながらも問題の解決に向けた取り組みを順次行っているところです。
運営環境としても、光熱水費や燃料費、その他活動に直結する経費の高騰が著しい上に、建物の補修や車輛の整備費も年々増え、かなり厳しい状況になってきています。人材確保や職員の生活保障の観点から、処遇改善に取り組みたいところではありますが、なかなか実現できない状況です。
本年4月には報酬改定が予定されており、強度行動障害のある方や医療的ケアの必要な方も含め、どのような障害があっても、地域できめ細かい支援を受けることのできる制度設計と、従事する職員の処遇改善が行われる予定です。特に、障害のある方の生活を支える人材確保及び定着においては、喫緊の課題として改善が行われる予定です。
法人としては、課題の先延ばしや課題から目を背けることなく、しっかりと向き合いながら職員が一丸となって解決に取り組みたいと考えております。まだまだ至らない点が多くあり、ご心配やご迷惑をおかけするとは思いますが、精いっぱい頑張ってまいりますので、引き続き、皆様のご支援とご協力をよろしくお願い致します。
最後になりましたが、利用者やそのご家族、関係者の皆様が、健康で楽しい生活を送れる一年でありますことを心よりお祈り申し上げ、大変遅くなりましたが、年頭のあいさつとさせていただきます
山岡 亨