お知らせ
R5年発達凸凹50人会議に参加しました。
2023/06/26
R5年5月27日(土)発達障害当事者会交流イベント「発達凸凹50人会議」が奈良県発達障害者支援センターでぃあーの主催で
橿原市の奈良県社会福祉総合センターで開催され、ブリッジからは職員2名がスタッフとして参加しました。
このイベントのきっかけとなったのは2013年11月に大阪で開催された「発達凸凹100人会議」で、就労されている当事者の方が持つ
多くの成功エピソードを集めて、雇用する側の方や、仕事について悩む当事者の方々に発信することを目的とされていました。
この取り組みに共感した当事者の方が、奈良でも同じように大勢の当事者が集まり色んなアイデアを出し合って交流を図りたいと
2018年2月に開催されたのが「発達凸凹50人会議」の始まりです。翌年2月に行われた同会議では、就労だけに限らず、生活も含めた
当事者の方が直面している、関心を持っているテーマで意見交換が行われるものとなりました。
今回約4年ぶりに開催が叶い、定例の当事者会に参加されているメンバーと新たに参加される方や支援者との交流を1つの目的として開催され、
当日は会場23名、オンライン9名と合わせて32名の当事者の方が参加されました。
開会の挨拶の後には4つのグループに分かれてグループワークを行い、4月2日の世界自閉症啓発デーに際して「あるある川柳」に皆さんが応募
された川柳の紹介から始まり、参加者それぞれのあるあるエピソードを話してもらったり、それに共感されたり、また少し違う話になったりと、
自由に話をされました。
周りの「あるある。」「わかる。」「一緒です。」という共感の中で、皆さんが想いのままを安心して発言されてあっという間の1時間でした。
私が入ったグループの中では、断りにくいことをどのように断れば良いか、臨機応変が苦手、言葉を額面通りに受け取って失敗した経験、
結局空気を読めないに行きつく、これに対しての工夫方法などが話にあがりました。皆さんそれぞれのご経験から対処方法をお持ちでしたが、
それでも難なく対応が出来ている訳ではなく、神経をすり減らして消耗しながら周りに溶け込む努力をされている様子が伺い知れました。
こうして普段一人で抱えている想いを共有できる相手と繋がり、違いを感じている自分を理解してもらえる場所があることで、1人じゃない、
また明日から頑張ろうと思うという意見もお聞きしました。今回参加できなかった方も、また「WITH」や「ならサタ」など、定期的に開催され
ている当事者会もありますので、興味を持たれましたらいつでもお声をかけてください。